
うがみんしょーらん!(島言葉でこんにちわ) 奄美大島の不動産会社『株式会社NEXTWORKS・奄美NEXT不動産』です。
奄美大島のお酒といえば、「黒糖焼酎」
皆様ご存知でしょうか、黒糖焼酎は糖質ゼロ、カロリーオフなんです!主原料のサトウキビの汁を煮詰めているので、ミネラルが豊富で、白い砂糖よりも風味が豊かで甘みが特徴です。
今回は、奄美群島でしか造られていない「奄美黒糖焼酎」について詳しくご紹介します。
【奄美群島のみで造られる「奄美黒糖焼酎」とは?】

奄美黒糖焼酎とは、鹿児島県の奄美群島(奄美大島・徳之島・加計呂麻島・喜界島・沖永良部島・与論島)で造られている米麹とサトウキビからとれた純黒砂糖を原料に醸造し、単式蒸留したものいいます。
奄美黒糖焼酎は、酒税法上で黒糖を使用して焼酎を作れるのは、日本で唯一奄美群島のみとなっています。例えばほかの地域で同様の焼酎を作っても、黒糖焼酎とは認めてもらえず、スピリッツに分類されてしまいます。
黒糖焼酎は、サトウキビのしぼり汁から作る純黒砂糖と米麹が主原料で、1度だけ行われる蒸留の際に黒砂糖と米由来の芳醇な風味は加わるが、糖分は加えないので、糖分ゼロの焼酎なのです。糖分以外の他の微量成分によって甘みが感じられる銘柄もあります。
【奄美群島の地域別でみる黒糖焼酎の銘柄と種類】

奄美群島である5つの島には27の蔵元があり、銘柄も様々。 限定銘柄等もあり、それぞれの蔵元が主要銘柄を確立させています。
<奄美大島~奄美市~> ・有限会社富田酒造場 :龍宮・まーらん舟・らんかん
・西平酒造株式会社 :珊瑚・加那
・株式会社西平本家:せえごれ・八千代 ・合資会社弥生焼酎醸造所:彌生(やよい)・まんこい
<奄美大島~龍郷町~> ・奄美大島酒造株式会社:浜千鳥乃詩・JOUGO(じょうご)
・町田酒造株式会社:里の曙・奄美の杜
・有限会社山田酒造:あまみ長雲・長雲一番橋
<奄美大島~宇検村~> ・株式会社奄美大島開運酒造:れんと・FAU
<喜界島> ・朝日酒造株式会社:朝日・壱乃醸朝日
・喜界島酒造株式会社:喜界島・しまっちゅ伝蔵
<徳之島> ・株式会社奄美大島にしかわ酒造:島のナポレオン・あじゃ
・奄美酒類株式会社:奄美・黒奄美・ブラック奄美
(有限会社亀澤酒造場、高岡醸造株式会社、天川酒造株式会社、中村酒造株式会社、有限会社松永酒造場)
<沖永良部島> ・沖永良部酒造株式会社: 稲乃露・はなとり
(有限会社沖酒造、有限会社神崎産業、有限会社竿田酒造)
・新納酒造株式会社:天下一・天下一寿
・原田酒造株式会社:昇龍(しょうりゅう)・満月
<与論島> ・有村酒造株式会社:島有泉・有泉
【奄美大島の島人が好む飲み方と、島人が愛する奄美黒糖焼酎】

奄美の島人に愛される黒糖焼酎。 飲み飽きず軽やかな味わいの20度から、ロックでも薄まらない旨味がある30度、年に一度の蔵出しとなるようなリッチな味わいの高アルコール40度台、その度数によって様々な黒糖焼酎の深みを楽しむことが出来ます。
奄美の島人はせえごれ(酒飲み)が多いため、度数が高い黒糖焼酎よりか、度数が高くなく飲みやすい黒糖焼酎を好みます。
基本、飲み方は水割り。女性は炭酸割りも飲みやすくなりおすすめです。
奄美大島では、家で飲む習慣も多くあり、古くから健康維持のためにクビ木茶割にして飲む方も多くいらっしゃります。
~島人が愛す人気黒糖焼酎5選~ ◆奄美黒糖焼酎 JOUGO(じょうご)

・奄美大島酒造 ・モンドセレクション金賞受賞(9年連続) ・奄美産黒糖100%使用 ・蒸留方法:減圧蒸留 ・原材料:黒糖・米こうじ ・アルコール分:25度
黒糖は全て奄美大島産の純黒糖に限定。また、それ以上のこだわりには「水」。奄美大島の龍郷町にある「じょうご川」の地下120メートルから汲み上げる地下水で作り上げています。減圧蒸留の黒糖焼酎なので、口当たりがやわらかいので水割りがおすすめ。口の中に入れて喉を通った後の風味に酔いしれてみてください。
◆奄美黒糖焼酎 里の曙

・町田酒造株式会社 ・蒸留方法:減圧蒸留 ・原材料:黒糖・米こうじ ・アルコール分:25度
他社に先駆けて新たな製造技術をいち早く取り入れて、黒糖焼酎のイメージを変えたのが里の曙。島人にも愛され、内地でも多く見かけます。 2017年からサトウキビを従業員の手で栽培を始め、造り手全員が素材を育てています。「減圧蒸留」と「三年貯蔵」によって、まろやかで深みにある味わいを生み出します。多くのファンが愛飲する通称「サトアケ」。 飲み方はロック・お湯割り、また近頃ではカクテルと割ったりと様々なバリエーションで楽しむことが出来ます。
◆奄美黒糖焼酎 高倉

・モンドセレクション金賞受賞(9年連続)
・原材料:黒糖、米こうじ
・蒸溜方法:常圧蒸留
・アルコール分:30度
奄美黒糖100%使用。3年以上熟成した原酒を更に樫樽で琥珀色に熟成させることによって、黒糖のまろやかなコクと果実のような甘い香り、喉を通るときには深い味わいを感じれる黒糖焼酎です。グラスに注いだ時の琥珀色を楽しみながら、ロックで氷を溶かしながら飲むのがおすすめです。
◆奄美黒糖焼酎 まんこい

・合資会社弥生焼酎醸造所 ・原材料:黒糖、米こうじ ・蒸留方法:常圧蒸留 ・貯蔵方法:樫樽 ・貯蔵期間:3年 ・アルコール分:25度or30度
樫樽で熟成させながらも木の渋みなど雑味はなく、色味は褐色しています。グラスに入れた時に立ち上る香りと、口当たりの甘さ、また後味もしっかりとしていて、旨味があります。「まんこい」とは、手招きする行為をさしていて「招き入れる・迎え入れる・千客万来」という意味があります。 島のお祝い事には、よく愛飲されており、水割り・お湯割りがおすすめです。
◆奄美黒糖焼酎 長雲一番橋

・有限会社山田酒造 ・原材料:黒糖、米こうじ(白麹) ・蒸留方法:常圧単式蒸留 ・アルコール分:30度
原料である黒糖、長雲山脈から湧き出る名水を使い仕込水に白麹を用いて、一時仕込みは昔ながらの甕仕込みで手造りに徹し、単式常圧蒸留しています。黒糖の香りを強く引き出すために黒糖を低温でじっくり時間をかけて溶解し、黒糖の香りを飛散させないよう丁寧に封じ込めた逸品です。香りを楽しみたい方は、ロックで、少し氷が解けたくらいが最高におすすめです。
【奄美大島でしか飲めない奄美黒糖焼酎を是非ご賞味あれ!】 いかがでしたでしょうか。 黒糖焼酎は、糖質ゼロでカロリーオフ。スッキリとした飲みごたえのあるものから、黒糖の甘みと風味がキリっと飲みごたえのあるものまで、黒糖焼酎も奥が深いのです。また、奄美群島でしか手に入らないものだったり、黒糖焼酎自体に希少価値があるものもあります。
島人たちに愛飲されている黒糖焼酎を、奄美大島への旅の際は、是非ご賞味ください! せえごれ(酒飲み)の方であれば、お土産にも是非!
そしてもちろん!奄美大島観光での宿泊先は、是非『GOLDEN MILE HOSTEL』をご利用ください!

株式会社NEXTWORKSが運営している奄美のゲストハウス「GOLDEN MILE HOSTEL」は、旅の途中にふら〜っと立ち寄れる、旅行者の交流の場でありたいという想いから出来た奄美のゲストハウスです。
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